相続遺言判決実例集…TOPPAGE


  • 相続遺言判決実例集
  • (最判・昭和47年9月8日民集26巻7号1348頁)
 

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 相続遺言判決実例集

相続と遺言についての判例実例です。

 

(最判・昭和47年9月8日民集26巻7号1348頁)


 (最判・昭和47年9月8日民集26巻7号1348頁)

「原審の適法に確定したところによれば,昭和15年12月28日訴外Aの死亡により同人所有の本件土地について、遺産相続が開始し、原判示の続柄にあるB,C,上告人Y1,上告人Y鰯上告人Y3の5名が共同相続をしたが,そのうちCが昭和18年2月1日死亡したので、原判示の続柄にあるCl,Q、Ca、Q,Csの5名が同人の遺産相続をしたものであるところ,BはA死亡当時B家の戸主であったので,当時は家督相続制度のもとにあった関係もあり,家族であるAの死亡による相続が共同遺産相続であることに想到せず,本件土地は戸主たる自己が単独で相続したものと誤信し,原判示のような方法で自己が単独に所有するものとして占有使用し,その収益はすべて自己の手に収め,地租も自己名義で納入してきたが、昭和30年初頃長男である被上告人Xに本件土地を贈与して引渡し,爾後,被上告人においてB同様に単独所有者として占有し,これを使用収益してきた。一方,前記亡C,上告人Y1,上告人Y2,上告人Y3らは,いずれもそれぞれAの遺産相続をした事実を知らず、Bおよび被上告人Xが右のように本件土地を単独所有者として占有し,使用収益していることについて全く関心を寄せず,異議を述べなかったというのである。ところで,右のように,共同相続人の一人が,単独に相続したものと信じて疑わず,相続開始とともに相続財産を現実に占有し,その管理,使用を専行してその収益を独占し,公租公課も自己の名でその負担において納付してきており,これについて他の相続人がなんら関心をもたず,もとより異議を述べた事実もなかったような場合には,前記相続人はその相続のときから自主占有を取得したものと解するのが相当である。」

 


 

 
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